バベルに問う

攻撃力1300、守備力2000、ホスピタリティ精神0

バベルに問う

はじめまして

tenngumanと申します。

 

芸術家に憧れ、バンドマンを経て、結果ど田舎で細々と地味な仕事をしています。

 

家は少し貧乏でしたが、今まで何の不自由もなく、滞りなく、少し病弱でしたが、それでも大人の仲間入りまで順調に育ててもらいました。器用な母と天才肌の父の子ですので、失敗、挫折といったことを経験せずにこの歳に至りました。薄っぺらい半生です。

 

 

 

少し前にそんな父が亡くなりました。なにしろ父親を亡くすのは初めてのことでしたのでわんわん泣いておりましたが、「泣くほどのじじいでもないな」と急に思えてから遺品整理をはじめたのです。

音楽がまあまあ好きだった父のCD棚には、生前「俺は拓郎と陽水の葬式には行くぞ!(苦手だった)飛行機に乗ってでも東京に行くぞ!」と息巻いていたほど好きだった吉田拓郎井上陽水、昔から車でかかっていた玉置浩二あたりがずらりと並んでおりました。(もちろん陽水も拓郎も父の葬式には来ませんでした)

 

父との思い出が蘇るCD達に涙が溢れそうになりました。数は多くはありませんでしたが、そのぶん何度も何度も聴いてきた曲ばかりなのです。興味が無いのにいつか覚えてしまったおじさんたちなのです。父の通夜に揃う懐かしの親戚たちの中に拓郎も陽水も現れ、一緒にフォークでお経を唱えてくれた、そんな気さえしました。

 

しかし、その中にひとり、いや、ふたり。確実に父と縁もゆかりもないやつらが堂々と線香をあげにきていたのです。それも陽水と玉置浩二の間に恥ずかしげもなく割り込んでいたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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キャチザウェ

カンジテー

ソノーテヲーアーワーセーテー

 

合掌

 

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死んだ父は生き返りました。 てか死んでません。すみません。

 

言いたいことは以上です。 

 

tennguman(みんなだって悩んでる)